天空の楽園ラヴェッロへ ― アマルフィからの小さな冒険

崖を登るバスに揺られて

アマルフィのバスターミナルで小さなバスに乗り込むと、乗客は観光客と地元の人が半々くらい。窓の外には青く光る海、そして迫りくる断崖。急カーブを繰り返すたびにハンドルを切る運転手の技術に感心しつつも、心臓が少しドキドキしました。そんなスリルの先に待つ景色を思い浮かべて、期待がどんどん膨らみます。

空に浮かぶような街

到着したラヴェッロは、まるで空に浮かんでいるかのように静かで穏やかな雰囲気の街でした。アマルフィやポジターノの喧騒とは対照的に、人の流れも穏やかで、のんびり散策できるのが魅力です。

ヴィラ・ルーフォロの庭園から

まず足を運んだのはヴィラ・ルーフォロ。音楽祭の舞台にもなる庭園からは、紺碧の海と曲がりくねる海岸線が一望できました。色とりどりの花々が咲くテラスに立つと、まさに絵画の中に迷い込んだような気分に。

ヴィラ・チンブローネ「無限のテラス」

次に訪れたのはヴィラ・チンブローネ。ここでのハイライトは「無限のテラス」。目の前に広がる視界は地平線まで遮るものがなく、まさに大空と海に包まれるような感覚でした。その絶景を前にすると、言葉を失い、ただ風に吹かれて立ち尽くしてしまいます。

レモンとジェラートで小休止

散策の合間に立ち寄ったカフェで、レモン風味のジェラートをいただきました。アマルフィ海岸の象徴でもあるレモンの爽やかな酸味が体に染み渡り、再び歩き出す力をくれます。

まとめ

ラヴェッロは「天空の楽園」と呼ばれるにふさわしい静寂と絶景の街でした。アマルフィからのバス旅は少しスリリングですが、その道のりを越えた先にあるのは、訪れる人だけが味わえる特別な時間です。

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