アルベロベッロのトゥルッリ散策 ― 白い街並みに包まれて
トゥルッリの街並みへ
マテーラから足をのばして訪れたアルベロベッロ。車窓から見えてきたのは、白い壁と円錐形の屋根を持つ家々――「トゥルッリ」と呼ばれる伝統的な建物でした。まるでおとぎ話に迷い込んだような景色に、胸が高鳴ります。

石造りの家を歩いて
街の中心に広がる「リオーネ・モンティ地区」は、トゥルッリがぎっしりと並ぶ観光エリア。石畳の坂道を上ると、小さな工芸品店やカフェが軒を連ねていて、歩くだけで心が躍ります。屋根には星やハートの白いシンボルが描かれた家もあり、ひとつひとつの家に物語が隠されているようでした。

地元の味との出会い
散策の途中、カフェに立ち寄っていただいたのは「プーリア風の軽食」。オリーブオイルを使ったパンとチーズの素朴な味わいが、太陽の下でいただくとより一層美味しく感じられました。地元の人に勧められた赤ワインもフルーティで、旅の小休止にぴったりでした。

高台からの眺め
リオーネ・アイア・ピッコラ地区に足を運ぶと、より静かで落ち着いた雰囲気が漂っていました。高台に立つと、白い屋根がずらりと並ぶ街全体を一望でき、その光景はまさに「白い宝石」。風に吹かれながら、その美しさを心に刻みました。

まとめ
アルベロベッロは、世界遺産でありながら人々の暮らしが今も息づく街でした。陽気な観光客の笑い声、石畳を歩く靴音、カフェで味わったワインの香り――そのすべてが旅の思い出に彩りを添えてくれました。マテーラと合わせて訪れることで、南イタリアの奥深さを感じることができると思います。