🎄ローテンブルクの夢見るクリスマスマーケット ― 中世の宝石箱で過ごす冬の一日
城壁に守られた中世の町へ
12月初旬、私たち3人旅は、ロマンティック街道のハイライト ローテンブルク・オプ・デア・タウバー へ。
町全体が中世の姿をそのまま残し「中世の宝石箱」と呼ばれるこの町は、冬になるとさらに幻想的に輝きます。石畳の小道を歩き始めた瞬間から、まるでタイムスリップしたような気分になりました。

マルクト広場の「ライターレスマルクト」
ローテンブルクのクリスマスマーケットは「ライターレスマルクト」と呼ばれ、何世紀にもわたり続けられてきた伝統行事。
広場には屋台がずらりと並び、木組みの家々の間からグリューワインの甘い香りや焼きソーセージの香ばしい匂いが漂ってきます。
「まずは乾杯しよう!」とホットワインを手にした瞬間、冷えた体が一気に温まり、冬の旅の醍醐味を感じました。
名物グルメとクリスマス雑貨
ローテンブルクといえば、名物のお菓子 シュネーバル(雪玉)。丸い揚げ菓子に砂糖やチョコレートがまぶされていて、見た目も味もユニーク。私たちも屋台で一つ買って頬張ると、カリッとした食感に思わず笑顔がこぼれました。
また、木彫りの人形やオーナメントを扱う屋台も多く、手仕事の温もりにあふれています。どれも持ち帰りたくなるものばかりで、気がつくと小さな袋がいくつも増えていました。
旧市街を歩く至福の時間
マーケットの後は、石畳の小道を歩いて旧市街を散策。昼間でも美しい町並みですが、夜になるとイルミネーションが灯り、窓辺のキャンドルが一層ロマンチックな雰囲気を演出します。
塔の上から見下ろした光景は、オレンジ色の屋根とクリスマスの灯りが調和し、まるで宝石箱を開いたようでした。
心に刻まれる冬の一日
「ここは何度来ても心が躍るね」
そんな言葉を交わしながら、私たちは何度も足を止め、光に包まれた町並みを眺めました。
ローテンブルクのクリスマスマーケットは、華やかさの中に素朴さと温もりがあり、中世の面影とクリスマスの魔法が溶け合った特別な場所。
旅の思い出に深く刻まれる、冬の最高のひとときとなりました。