🎄世界一有名なクリスマスマーケット ― ニュルンベルクの冬物語

旅の始まり:ドイツの冬を彩る都へ

12月初旬、私たち3人の旅はドイツ南部の大都市ニュルンベルクへ。

この街の旧市街には、ドイツのみならず世界的に有名な クリストキントレスマルクト(Christkindlesmarkt) が広がっています。

中世から続く伝統を誇り、毎年200万人以上が訪れるという「クリスマスマーケットの代名詞」。到着する前から胸の高鳴りを抑えられませんでした。

赤白ストライプの屋台と冬の香り

大広場に一歩足を踏み入れると、赤と白のストライプ屋根が整然と並ぶ光景に圧倒されます。

屋台から漂ってくるのは、スパイスの効いたグリューワイン、焼きたてソーセージ、そして蜂蜜とナッツの甘い香り。

「どこから回ろう?」と笑いながら、私たちは早速ホットワインを片手に広場を散策しました。

名物グルメを味わうひととき

ニュルンベルクといえば、やっぱり ニュルンベルガーソーセージ と レープクーヘン。

小さなパンに挟まれた香ばしいソーセージを頬張ると、肉汁とマスタードの風味が広がり、冷たい空気にぴったり。

そして、丸く大きなレープクーヘンはクリスマスの象徴的なお菓子。ひと口食べれば、シナモンやクローブのスパイスが広がり、まるで冬そのものを味わっているようでした。

クリストキントの登場

広場のステージでは、金色の衣をまとった クリストキント(クリスマスの天使) が登場。

大勢の観客が見守る中で、やさしい声で祝福の言葉を告げる姿は、ニュルンベルクの冬を象徴する瞬間です。

「これがあの伝統なんだね!」と感動しながら、私たちは人々の熱気に包まれて拍手を送りました。

ライトアップされた旧市街の散策

日が暮れると、マーケット全体が黄金色に輝き始めます。背景にそびえる フラウエン教会(Frauenkirche) のライトアップは荘厳で、まるで舞台装置のよう。

屋台で買った小物やキャンドルを手に、私たちは旧市街の小路を歩きました。窓辺に灯るろうそくや合唱団の歌声が響き、まるで中世のクリスマスにタイムスリップしたかのような気分に。

心に刻まれる冬の夜

広場を見下ろせる高台から街を振り返ると、無数の灯りが宝石のようにきらめいていました。

「やっぱりニュルンベルクは別格だね」

そう語り合いながら、私たちは胸いっぱいにクリスマスの温もりを抱きしめました。

ニュルンベルクのクリストキントレスマルクトは、ただの観光イベントではなく、歴史と伝統に裏打ちされた「本物のクリスマス」を体験できる場所。ドイツ旅の中でも、忘れられない冬の一日となりました。

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