バレンシアの春を彩る炎と芸術 ― 火祭り(Las Fallas)の魅力
スペイン・バレンシアで毎年3月に行われる「火祭り(Las Fallas)」。
街中に巨大な人形(ファジャス)が建ち並び、最後には炎に包まれて夜空へ消えていきます。
華やかな衣装のパレード、賑やかな爆竹音、そして圧巻の火柱…。その全てが春のバレンシアを彩ります。
■ 火祭りとは?
火祭り(Las Fallas)は、春の訪れを祝うスペイン・バレンシア最大の祭典です。
3月の1か月間、街には紙や木で作られた巨大な人形(ニニョット)が飾られ、最終日の夜に一斉に燃やされます。
「炎で浄化し、新しい年を迎える」意味を持ち、スペインの人々にとって特別なお祭りです。

■ 見どころ
- ファヤ(人形像):政治風刺やユーモラスなものが多く、芸術的完成度も高い。
- 花火と爆竹(マスカレータ):昼夜を問わず鳴り響く爆竹の音は圧巻。
- 衣装パレード:民族衣装をまとった女性や子供たちの華やかな姿も必見。
- 火入れの瞬間:最終日の夜、街全体が炎と歓声に包まれるクライマックス。
■ 訪れる際のポイント
- 宿泊は早めに予約必須(世界中から観光客が訪れるため)
- 爆竹の音はかなり大きいので耳栓があると安心
- 夜遅くまで続くため、防寒具があると快適
