紺碧の海に抱かれて ― 南イタリア・アマルフィの休日
青い海と断崖の街並み
南イタリア・カンパニア州にあるアマルフィは、「世界一美しい海岸線」と称されるアマルフィ海岸の中心地です。紺碧の海と切り立つ断崖にへばりつくように建てられたカラフルな家々は、まるで絵画のよう。太陽の光を浴びながら街を歩けば、地中海リゾートならではの解放感に包まれます。

アマルフィ大聖堂
街の中心にそびえる「アマルフィ大聖堂」は、アラブ風とロマネスク様式が融合した壮麗な建物。階段を上がった先に広がる荘厳なファサードは、旅人を圧倒します。内部の装飾も美しく、静かに腰を下ろせば、ひととき時の流れを忘れられるでしょう。

街の中心にそびえる大聖堂の階段を、一段一段登りながら振り返ると、背後には賑やかな広場と、その先に広がる海。堂内に入ると外の喧騒が嘘のように静かで、モザイク装飾の美しさにしばらく立ち尽くしました。旅の途中で立ち寄った教会や大聖堂の中でも、ここは特別な記憶に残っています。

レモンと海の恵み
アマルフィといえば名産のレモン。レモンを使ったリキュール「リモンチェッロ」はお土産としても人気です。また、漁港の町らしく新鮮な魚介料理も豊富。海を眺めながら味わうシーフードパスタや白ワインは、アマルフィ旅の醍醐味です。
海岸線を巡る旅
アマルフィを拠点に、ポジターノやラヴェッロなど近隣の町を訪れるのもおすすめ。断崖を縫うように走る海岸道路からは、どこを切り取っても絶景が広がります。フェリーやバスを利用すれば、気軽に周遊できます。

海と街が出迎えてくれた瞬間
ナポリから車で海岸沿いを走り、断崖を縫うように続く道を抜けると、視界いっぱいに広がる青い海。その海に抱かれるように広がるのがアマルフィの街でした。崖にへばりつくように並ぶカラフルな家々を見た瞬間、「ようやく来られた」という胸の高鳴りを感じました。
旅のまとめ
アマルフィの旅は、ただ美しい景色を見るだけでなく、街に暮らす人々の息づかいや地中海の香りを五感で感じる時間でした。もし「一度は訪れたいヨーロッパの海辺の街」を探しているなら、アマルフィは間違いなくその答えになるでしょう。