🎄エスリンゲンで過ごす中世のクリスマスマーケット

12月初旬、旅好きな30代女性3人で向かったのは、ドイツ南西部の古都エスリンゲン。

シュトゥットガルトから電車で20分ほどの小さな町は、まるで絵本の世界に迷い込んだような中世の雰囲気に包まれていました。

広場に足を踏み入れると、木組みの家々の間に並ぶ屋台から、グリューワイン(ホットワイン)の甘い香りや焼きソーセージの香ばしい匂いが漂ってきます。市場の一角では、革細工や木工細工など中世の職人さながらの店主が並び、手仕事の温もりに触れられるのもこの街ならでは。

私たちはまず、湯気の立つマグカップを片手に、ほっとひと息。冷たい冬の空気の中、グリューワインの温かさが心までじんわり染みていきます。そのあと、クリスマスクッキーを頬張りながら、光に包まれた旧市街を歩くと、まるで時が止まったかのような錯覚に。

陽が落ちて広場のイルミネーションが輝きを増す頃、私たちはふと立ち止まりました。

「まるで中世にタイムスリップしたみたいだね」

そう言い合いながら、旅先での一瞬一瞬を写真に刻みつつ、心のアルバムにも大切にしまいました。

エスリンゲンのクリスマスマーケットは、観光地化された華やかさとは少し違い、素朴で温かい雰囲気が漂う特別な場所。12月初旬のドイツ旅、ここから始めて本当に良かったと思える一日でした。

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